八島和浩
3年越しの絶景を撮った話
更新日:2021年9月12日
今日の話は、2ヶ月前に遡ります。
撮影場所は、青森県鶴田町の津軽富士見湖。
3年前、風景写真も撮影していない頃。
地元の方に聞いて津軽富士見湖の朝焼けが綺麗と聞いた。
実際に夜明け前に行って、偶然にも超絶絶景を目の当たりにした。
そのときの感動が風景写真を始めるきっかけにもなった記念すべき日だった。
それ以来、同じ絶景を求めて青森に行くたびにこの場所を訪れている。
今年の3月にようやく念願叶い自分が思い描いた絶景を撮影することができた。

「3月下旬、夜明け、快晴、無風、残雪」この条件が揃った時に撮影できる絶景です。 太陽が登ると共に徐々に湖の薄氷が溶け始め湖上に浮かぶ木のリフレクションが現れ、岸辺の残雪もキラキラ輝き始める幻想的なひと時です。
この写真は、登録者数16万人を超える絶景写真共有サイト「パシャデリック(pashadelic)」において「Photo of the Day 」を受賞しました。世界絶景写真の中に青森の写真が紹介されています。

Black&Whiteバージョン
枝の間から朝日がちょこっと見えているのが可愛い1枚。
5月〜6月にかけての青森は、「新緑の季節」。
また今年も車中泊をしながら絶景を求める季節がやってきた。
一晩中、星を見ながら星空を撮影したり、
絶景を求めて撮影機材背負って登山をしてみたり、
−10℃の湖畔で数時間絶景を求めて待ってみたり、etc
この道中一人きりで過ごす時間がなんとも心地よく、他人から見たら変人かも?と思われる。
がしかし、これが心地よい。
人生一度きり、悔いのないように日々生きよう。